相続土地国庫帰属制度

令和5年4月27日、「相続土地国庫帰属制度」がスタートすることをご存じでしょうか?
法務省のでは「相続した土地を国が引き取る制度がスタートします!」と大きくアピールされています。

 不動産は高い金額で取引されるものばかりではありません。
需要が少ないため売却が難しく、固定資産税や管理費ばかりが所有者の負担となり、「負動産」などと揶揄される物件がたくさんあります。
法務省の調査によれば、土地を所有する世帯のうち土地を国庫に帰属させる制度の利用を希望する世帯の割合は約20%とされています。
相続土地国庫帰属の手続は、「相続又は遺贈により土地を取得した者からの承認申請」→「法務大臣による要件審査・承認」→「申請者が年分の土地管理費相当額の負担金を納付」→「国庫帰属」、という流れで進みます。

「売買や贈与で取得した方」

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「ワケあり物件」のマイナス要素を魅力に変える方法.Part2

POINTは【入居者の食いつく物件】

 

賃貸経営をいかに有利に進めるかを考えると、入居者から選ばれる物件を所有する必要があります。空室が出てから半年も賃貸契約に時間がかかるのではなく、退去待ちがあるような物件が理想です。入居者の食いつく成功例をあげて研究してみましょう。  

 東京の駒沢公園周辺は閑静な住宅地が多く、東が丘(目黒区)には1990年に竣工した泰山館が位置しています。この物件は退去待ちで有名な味のある物件です。
 門を入ると、緑豊かな中庭を囲んで3階建、全34戸が入居する建物が広がっています。高層マンションとは一線を画し、海外のリゾート地にあるコンドミニアムを思わせます。通路は広く、ゆるやかな高低差があり、回廊状になっていて、そこを歩くだけでも、心地よさを感じます。敷地は1,000坪弱(オーナー自宅を含む)という広さ。木、石、漆喰(しっくい)などの自然素材を多用した建物ならではの落ち着いた雰囲気があり、雑誌、広告、映画などの関係者からも注目を集め、女性誌のグラビア、テレビドラマなどに利用されてきました。  

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築古アパート購入による短期減価償却節税新商品のご紹介

 

皆様こんにちは。
住宅・不動産・土地活用・不動産投資のコンサルをおこなっています
コミュニケーションバンクの山本です。

アズ企画設計主催の不動産情報交換会で、
「短期減価償却節税新商品」を扱っている会社役員とお会いすることができました。
 とても良い商品と仕組みですので、
今回は、「築古アパート購入による短期減価償却節税新商品」のご紹介と、
「築古アパートの売却」をご提案したいと思います。

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子供がいない夫婦の相続

 DoubleIncome(共働き)NoKids(子供を持たない)」の頭文字を並べた
DINKs(ディンクス)という言葉をご存じでしょうか。

最近増加傾向にある、共働きで意識的に子供を持たない夫婦やその生活感のことをいいます。

 ところで、このような子供がいない夫婦で例えば夫が先に亡くなった場合、
無条件で遺産は全て妻に相続されるとお考えではないでしょうか?

 今回のコラムでは「子供がいない夫婦の相続」を解説します。

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