残された負動産が社会のインフラ整備の一助に

加藤オーナー(仮名)の挑戦

加藤オーナー(練馬区)は、山梨県に江戸時代から続く第19代目の当主です。

祖父の代から、東京に進出。父親の財産を相続したのは、今から14年前のことでした。いざ、ふたを開けてみると、更地のままになった宅地や荒れ地、父の別荘、空き家のままになった都内の区分マンションなど利益を生まない負の財産ばかり。別荘や区分の修繕積立金など、総額年間200万円の固定資産税がかかることがわかりました。

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認知症対策としての民事信託 元気なうちにすべき対策

日本が高齢者社会と呼ばれるようになって久しいですが、長生きにもリスクがあります。加齢は認知症の最大因子です。厚生労働省によれば、認知症の65~69歳での有病率は1.5%ですが、以後5歳ごとに倍に増加し85歳では27%に達します。現時点で、日本の65歳以上の高齢者における有病率は8~10%と推定されており、2025年には65歳以上で5人に1人が認知症になると推計されています。寿命が延びても、必ずしも健康を維持できるとは限らないのです。

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家業引継ぎは突然に…

父親の他界、母親の要介護状態を乗り越えて

加藤茂助オーナーは、東京都練馬区内の地主さんです。定年退職控えた12年前に隣家に住む母親が転倒して要介護になったことをきっかけに、母親所有のアパートを引き継いだのが始まりです。

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入居者の記憶を飾る居住空間を創出

皆さん、こんにちは。福岡で「大家業は人生貢献業!」をモットーに不動産賃貸業を営んでいる中西と申します。

先日のこと。事務所で仕事をしていると、ふいにインターホンが鳴りました。何気なく出てみると、そこに立っていたのはとある物件の入居者さんだったのです。ご夫婦と生後間もない赤ちゃんの3名で突然のご訪問。「何事ですか?」とお尋ねすると「いつもお世話になっているので、季節のご挨拶に伺いました。」との事でした。

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