「ワケあり物件」のマイナス要素を魅力に変える方法Part2【〇〇賃貸で一旦空室を埋める】

POINTは【短期賃貸で一旦空室を埋める】

地方に行くと駅前のシャッター通りを時々目にします。
人口減少でテナントの需要がなくなり、空室が増えて街に活気が出ない状況です。
都心でもコロナの3年間で、一等地のビルの空室が増えてしまいました。
これからの1年は、この空室を粘り強く営業して埋めていく時期になります。

徐々に空室が少なくなっていますが、
商業ビルの空室はまだコロナ前のように満室になっていません。
テナント様も様子見状態で需要動向をシッカリとつかんだ上で条件交渉をして出店を検討しています。
そのため成約までに時間がかかっています。
コロナ前でしたら、満室なので空きが出ても、複数の申込が入りました。
今はまだ借り手有利の状態です。
これから空室率が下がってくれば、オーナー様有利の状態に戻るでしょう。

空室募集の一方法の短期賃貸ついて解説します。
空室募集の一方法として、ポップアップストアという短期運営形態があります。
ポップアップストアとは、数日~数週間程度の比較的短い期間限定で開設されるショップです。
ポップアップとは、英語で突然現れるといった意味を持っています。
いきなり出店してすぐ消えてしまうのが特徴で、
商品やブランドの認知拡大、新商品のプロモーション、テストマーケティングなどが目的で出店されることが多いです。

2つ目の短期空室活用法です。
バッタ屋さんが大量の不良在庫や倒産品などを安く買い取り、
空き店舗などを短期間借りて、
チラシなどで宣伝をして短期間で売り切る方法
があります。
興味本位で買い物したことがありますが、
紅白幕が張ってあり、法被姿の店員さんがマイク片手に衣類や小物などをバナナのたたき売りのように販売をしていました。
在庫処分業の方に短期で賃貸する方法です。

3つ目の短期空室活用法として、
電動マッサージ機などをお客さんに試してもらい販売する方法です。
空調が効いた空室に機器を設置して、
検討客にお試し利用していただき、
気に入ってもらったら買っていただくという営業方法です。
3か月から半年ほど借りてもらえるようです。
弊社の社員も1台購入したことがあります。
デモ販売業者に短期で賃貸する方法です。

4つ目として、コロナ禍に急激に出現したPCRセンターなども短期の空室利用法です。
こちらは、予想外に長く賃貸となっていますが、まもなく解約となります。

以上4つの短期空室利用法は、テナント側だけでなく、オーナー側にもメリットがあります。
賃料が入るだけでなく、人が集まることにより、その場所を認知させ、活気づけることができます。
お客様を呼び込み、将来の見込み客(テナント様)をつかむ可能性もあります。
長期空室で悩んでいるオーナー様は、短期賃貸を試してみてはどうでしょうか。

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