【豪州不動産事情】1. 豪州に部屋を持つ ~人生が変わる投資!

初めまして。
オーストラリアのゴールドコーストに不動産投資を始めて27年の福田と申します。
最初は別荘のつもりでコンドミニアムを一軒持ってみたら定期的に行くのが楽しみになり、宿泊客に貸し出していたら貯金も貯まり、
円高の時に少しずつお小遣いを送金していたらやがて2軒目、3軒目と増えていきました。

ぜひ皆様にも豪州投資の楽しさを知って頂きたく、
これから少しずつその魅力についてご紹介してゆきたいと思います。

ゴールドコーストに物件を持つメリットとは

それは“収入”と“楽しみ”が高いレベルで両立するという点です。

この写真のようにゴールドコーストの海岸沿いには多くの高層ホテルが建ち並んでいるように見えます。しかしホテルはほんの数軒だけ、ほぼ全てが部屋ごとに分譲販売されてそれぞれ区分所有者がいるコンドミニアム、現地ではアパートメントと呼ばれる建物です。

ここを訪れる多くの旅行者は、毎日のベッドメイク等のサービスを求めません。ホテルよりも安価で、客室が広くてキッチンがあるアパートメントに泊まるのが一般的です。

もしコンドミニアムを一部屋持てば、普段は宿泊客に貸して収入を得ておいて、自分が訪れる時だけ予約を空けておいてもらって自分で楽しむ。ベッドメイクされた綺麗な状態で宿泊出来て、帰る時は掃除もしないで管理人任せ、部屋は常に綺麗な状態。

ある朝、ベッドで目覚めると、すぐ眼下には青い海。気持ち良い風に吹かれてテラスで本を読んだり冷えた白ワインを飲んだり。日本での仕事に追われる生活をしばし忘れて、自分の時間を楽しむ。

すると自分で自分の人生を歩んでいる実感が沸いてきます。
大袈裟に言えば、人生の勝利者になった気分を味わえます。
何泊しても宿泊費は0円、ただ帰る際に清掃費1万円程度の実費は請求されますが、部屋のオーナーだとフロントのスタッフ達からとても大事に扱ってもらえるので、何だか偉くなったような気分です。

この町に部屋を一つ持つだけで、人生が変わると言っても過言ではないでしょう。おまけも付いてきます。まず家族が喜びます。
家族がいない方なら「こういう部屋を持っているんだ」と写真を見せるだけでモテます…半分冗談です。でも半分ホントです。

そこでよく「オーストラリアの物件って、幾らで買えるの?」と聞かれます。
最初の答えは「郊外の中古住宅なら数百万円から売りに出ています」と。
しかし次に大切な一言を付け加えなければなりません。

「ただし、日本人は中古の家やコンドミニアムが買えません。新築を買うしかないので比較的高め、約3,000万円からでしょう」
「…中古が買えない?えっ?」と耳を疑う話です。

日本人が購入できる建物は限定的

実はバブル期に日本から進出した不動産開発業者がいわゆる地上げで住宅地を買い占めたせいで、行政の判断で「このままでは住民のコミュニティが崩壊してしまう」と外国籍の個人は中古住宅を買えなくなってしまったのです。
ですから日本人が買えるコンドミニアムや住宅物件は、新築あるいは建築から年月は経っていても開発業者が一度も第三者へ販売せずに所有していた物件を改めて売却する場合に限られます。

ただ外国籍の者が自由に売り買いできる特別指定リゾートは数か所ありますが、町の中心から離れており一戸建てが多いので観光客に貸して収入を得るのには向いていません。

個人でも商業物件は買えます。また現地法人を設立すれば中古のコンドミニアムが買えます。確かに個人の税率より法人の税率の方が1割程度低いので法人の方が有利に感じます。
しかし現地法人には役員に現地住民を入れなければならず、運良く現地に親友が住んでいる等の場合を除いて、信頼が出来る人選をすれば現地の弁護士か会計士を入れる事になります。
すると一定のコストがかかり、税務申告の書類作成も煩雑になります。実は私も過去に現地法人を作って「海外法人の社長」を気取っていた時期もあるのですが、あまり得にならないのでやめました。

ただ豪州への投資は全ての人に向いている訳ではありません。この3カ条を忘れないでいて欲しいものです。

1.借り入れまでして買うものではありません。
2.〇年〇月まで運用をしたい等、使える期限がある資金で買うべきではありません。
3.定期的に訪れる時間も取れない程、忙しい人には向いていません。

言い忘れましたが、私は決して仲介業者の回し者ではありませんのでご安心を。第一、豪州では買う方に仲介手数料は発生しません。仲介手数料は売却が成立した時に売主から支払われるだけなんです。

とにかく豪州投資の魅力を一人でも多くの方に知って頂きたいです。次回は、投資物件の見極めの方法に触れたいと思います。お楽しみに。

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