【豪州不動産事情】11. 物件探しを楽しんで

とんでもないビッグニュースが飛び込んできました!2032年のオリンピック開催地に豪州ブリスベンが候補に挙がっていると(2021年2月25日付け報道より)。私が投資先に選んだゴールドコーストからは車でも電車でも1時間あれば行き来ができる、ちょうど東京と横浜のような位置関係。もし決定されたら現地は大盛り上がりでしょう。これから建築業者と不動産業者が忙しくなるに違いありません。今後の不動産価格について自己流の怪しげな予言は避けますが、どうしても投資した物件の価値が上がる事を期待してしまいます。開催決定の報を楽しみに待ってみます。

さて時期的にコロナの話を少し。2020年12月のゴールドコーストでは既にコロナウイルスがすっかり消滅し、感染者もおらず市民はワイワイ以前と変わらぬ生活、マスク無しで楽しく年越しを満喫したとの報告がありました。実に羨ましい事です。お陰様で私が旅行客に貸し出しているコンドミニアムの予約も順調で、年末年始の書き入れ時を取りこぼす事無く予想以上の収入が。早く日本にも以前のような日常生活が戻る事を祈っております。

話は飛びます。綺麗なゴールドコーストの海岸で寝転んでいたら「ああ喉が渇いた」って事がよくあります。「あ、あそこにコンビニがあるからコーラ買おう」・・・ちょっと待った!覚悟を決めてから店に入って下さい。コンビニエンスストアで売られているコカコーラ1本=400円ですよ。為替レートで変動しますが、日本に比べるととにかく高い。レストランでオーダーするドリンク価格だと思って勘弁してやって下さい。しかしこれが同じ商品でもスーパーマーケットだと6本パックで1本70円で買えたりするのですから(苦笑)。豪州では自分で選ぶんです。「コンビニエンスストアで便利だけど高い」か、「スーパーマーケットでちょっと面倒だけど安い」かを。ちなみに私が海沿いのコンドミニアムに泊まる時は、日の出と共にセブンイレブンへ行って特製の棚に鎮座するクリスピークリームドーナツと、日本で売られているものより二回り大きいサラダとを買って帰って海を眺めながら朝食にする事がよくあります。価格はちょっと高くても、やっぱり気分がいいので。

今日の本題に入りましょう。遠く離れたオーストラリアの地でどのように物件を探しましょうか?今はインターネットの時代、「オーストラリア不動産」と検索すれば簡単に日本語表記で売り物件情報が見付かります。と言っても一番上に出て来るのは恐らく広告で、その下が仲介業者のサイト。これらのサイトをどんどん見てゆきましょう。日本人を相手にする日本企業が多い事に気付くでしょう。名の通った会社もあるし、聞いた事はないけど長年現地で活動を続けていて信頼出来そうな会社もあります。

売り物件情報のページでは「コンドミニアム」と「一軒家(又は土地)」とに分かれている事が多いようです。お好みの方をクリックしてゆけば色々なタイプの物件情報が得られます。もし気になる物件があったら他の仲介業者のサイトで見てみても、すっかり同じ物件を扱っている事があります。色々なサイトを幅広く見てゆくと楽しいもの。私はこの作業を「目の保養」と呼んでいます(笑)。自動車でも電気製品でも、買う前にカタログを見比べながら「これなら買える、これは高過ぎて買えない、どれにしようかな~?」と選んでいる時間がとても楽しいものです。実物が手に入ってしまうと、意外と急に熱が冷めてしまったりする事もよくある事でしょう。

仲介業者のサイトで興味を惹く物件が見付かったら、その物件の公式サイトも見てみましょう。これが面白いもので、公式サイトはキレイだけど情報は少なく意外とあっさりしていて淡泊、仲介業者のサイトの方が具体的な部屋ごとの金額など情報が多くて有益だったりします。英語が堪能で現地とのコミュニケーションに何の不自由も無い方なら、公式サイトで購入から賃貸などの運用まで進められると思いますが、ここは一つ日本語の仲介業者を頼ってみても良いのではないでしょうか。なぜなら物件を購入する際には仲介手数料は請求されないからです。これは「基本的に」ですのでもしかしたら中にはコンサルタント料として実質の仲介手数料を求める会社があるかも知れません。例えば多くの物件の中から比較検討を親身になって手伝ってくれて満足ゆく物件を購入できた時など、充分なサービスを受けられて納得できるならお支払い頂いても良いのではないでしょうか。

良い物件が買えそうになったら、次はその仲介業者が購入後にどんなサービスを用意しているかも調べてみましょう。どうしても現地の弁護士と税理士と銀行は必要になります。今ですからネットで探し当てれば良いのかも知れませんが、ホームページからの情報だけでは信用できる先生方とも限りませんので、やはり日本人相手を得意とする仲介業者から良いところを紹介してもらう事をお勧めします。そしてホリデイ・レッティングプールと呼ばれる旅行者向けに短期で貸し出して賃料を受け取る形なら、管理手数料は若干かかりますが、この仲介業者がほぼ最後まで段取りをしてくれます。建物の管理会社へ提出する「管理と賃貸をお任せします」という書類や、電気料金の請求書の受け取りと支払いの代行、税金類の支払いなどもある程度の費用で引き続きお世話してくれます。全て自分で出来るようになるまでは、多少の費用はかかっても面倒な事を全てお任せしておいた方がやっぱり安心です。

先程のコーラのように、物件購入後の管理費用も状況と業者によっては金額が多少変わってきます。ご自身の縁と運と判断とで良い物件を探し当て、ある程度慣れてきたら、いずれは低いコストで投資物件の運用が出来るようになるのが理想なのではないでしょうか。そしてもし近い将来、隣の町でオリンピックが開催されたらきっといい思いができるかもしれません。


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