【豪州不動産事情】7. 油断大敵 ~突然壊れるエアコンの恐怖

砂浜を綺麗に写すコツをお教えしましょう!

<普通に撮った例>

ゴールドコーストの海岸は普通に撮っても充分に綺麗なのですが、私のお勧めは「波が引いたばかりの濡れた砂」を撮る事! 建ち並ぶコンドミニアムや人の姿が鏡のように上下対称に写って普段の生活では見られない非日常の絵になります。

<濡れた砂を撮った例>

但し、海水に足を踏み入れなければならない事が多いので、靴を脱いでズボンの裾をまくっておく事をお忘れなく!(笑)

さて今日はエアコンの話。ゴールドコーストでは一軒家だけでなく、高層コンドミニアムでさえ、少し前までエアコンが付いていませんでした。夏でも快適な気温で、天井扇風機シーリングファンさえあれば充分だったのです。ちょっとしたレストランでは入口に「エアコンあり」とわざわざ大きく書いておく程、エアコンは特別な存在でした。

それが近年は地球温暖化の影響で、一年を通じて気温が高くなってきました。冬でも海で遊べるようになったのは良い事ですが、真夏の暑さには我慢できなくなってきたようです。そこで急にエアコンが普及。最近の分譲では最初から標準で設置されるようになりました。

日本で不動産賃貸のお仕事をされている方なら、貸室のエアコン故障に悩まされた経験がお有りでしょう。エアコンは前の日まで普通に動いていても、急に壊れるから困るんです。豪州でホリデイ賃貸で貸し出すコンドミニアムにも同じ問題が突然訪れます!

「夏休み到来、これから1か月が稼ぎ時!」というタイミングでエアコンの故障・・・トホホ(涙)。既に予約が入っているお客様を他の部屋に動かしてもらい、エアコンが直るまで収入ゼロ。痛いのなんのって。すぐに直れば良いのですが、クリスマス休暇で2週間も業者が休みとか、あるいは部品が無いので修理が出来ずユニット全体を交換しなくちゃいけないなんていう事も。

現地で日本製のエアコンは評判です。ダイキン、パナソニック、日立、三菱重工・・・でも値段が高いので韓国製のほうが人気あります。日本人の常識「安かろう悪かろう」という言葉があるように「ちょっと高めでも良い製品を買っておくほうが長く使えて結果的にお得」、これが通用しません。日本の専門業者に聞くと、エアコンの耐用年数は約10年だそうですね。しかし海沿いでは違います。もっと早く寿命が来てしまいます。

安い韓国製を5年ごとに買い替えるのと、2倍高い日本製を7年ごとに買い替えるのでは、どっちが得か? そりゃ韓国製の人気が高いのもわかるような気がします。もし資金に余裕があるなら、早め早めのエアコン対策が投資物件からの安定収入への近道なのかも知れません。

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