父親の他界をきっかけに賃貸経営に本腰 管理会社と二人三脚で満室経営

中川陽介オーナーは、埼玉県上尾市在住の三代目家主です。母方の家系が地主で祖父の代から賃貸業を始めました。現在までに、マンション・アパート・月極駐車場を所有しています。

中川オーナーが賃貸経営を意識し始めたのは、父親が他界した時でした。婿養子だったため、不動産に関する相続問題はなく、祖母が土地建物などの資産を保有していました。しかし、長男である以上、いつかは自分が財産を守る立場になることが頭にあったため、「関心を持たなくてはいけない」と思うようになりました。

その後、中川オーナーが29歳の時、祖母が他界。いよいよ本格的に物件の管理状況などを知ることになりました。「一体、毎月の“手残り”がいくらなのか把握できる状況ではありませんでした」(中川陽介オーナー)

それもそのはず。貯金通帳が何冊もあり、お金の出入りなどをチェックするために通帳記入をしても使途不明の入金や多額の出金があったなど、お金の動きを把握することができませんでした。そこで、預金をすべてネットバンキングに変更し、毎朝、通勤途中で預金の出入りをチェック。「今日は、このお金が入った。そういえば、先月のこの時期にも同じ金額が入金されていたなぁ…」といった具合に日々のお金の動きを確認することを徹底しました。空室の多かった物件については、リーシングに強い管理会社に変更することで、4割しか入っていなかった物件をほぼ満室にまで回復することに成功しました。

投棄されたゴミから個人を特定
ゴミ出し状況をチェックし管理会社に提出し不法投棄を根絶

最近、特に力を入れていることは、物件の清掃美化とゴミ出しの日を守らない入居者への対応策と管理会社への指示の出し方やチェックを怠らないことです。具体的には、自宅の隣にあるアパートのゴミ出し状況を毎晩チェックし、エクセルにまとめ、写真付きで管理会社に提出しています。

「毎日物件の清掃状況の写真を管理会社さんにお願いするのは限界があると思います。お互い気持ちよく仕事をするためにも、大家自身の役割を認識しつつ、やれることはオーナーも協力することが必要だと思ってやっています」(中川オーナー)

指示を出しっぱなしではなく結果を確認することで、管理会社さんにきちんと仕事をしているか確認していますという姿勢を見せることで、管理会社とのいい関係を構築しています。その他にも、毎月のオーナー会などには必ず顔を出し、スタッフに顔を覚えてもらうことで、管理会社と二人三脚で満室経営を実践しています。


中川陽介オーナー(埼玉県上尾市)

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