【豪州不動産事情】3.こんなに違う日本と豪州の土地 ~1セントでも多く貯める知恵~

果たしてこんな事が許されていいのでしょうか(笑)?
運河沿いに建てられた家々には、プライベートな桟橋と自家用モーターボート。庭先で釣りをすれば、釣れるのはクロダイ・コチ・マナガツオ等々。ボートやジェットスキーを桟橋に係留するだけでなく、地下に格納庫がある家も。

初めて訪れた時のゴールドコースト…。
旅行ガイドで見慣れた海沿いの写真しか頭に無かった私にとって、ウオーターフロントの住宅地は衝撃的でした。

ランナウェイ・ベイ地区

出典:Google Earth

シェブロン・アイランド地区

聞けばウオーターフロントの土地価格は同じ面積でも2倍の価格が付くとの事。開発業者が広い土地を住宅地として計画する際、なるべく水際の家が増えるように運河を掘って人工的にウオーターフロントの土地を作っているのです。

ただ物件が高額なので現地でも全ての人がこのような家で暮らせる訳ではなく、羨望の目で見られます。

自分で出来る事は自分でやる

さあボート遊びに釣り三昧、夢の生活を手に入れてみましょうか…。
しかし、年に何回かしか行かない方なら一軒家の購入をお勧めしません。なぜなら収入はゼロで維持費ばかり掛かるから。

確かに10年後に値上がりしているかも知れませんが、やはり収入の上がる物件を持っている方が安心。民泊として貸し出している知人もいますが、1年を通じて安定して借りてもらえるようになるまで数年かかったそうです。

さて現地の弁護士にお世話になって念願の投資物件を買えたとします。物件そのものの管理は現地の不動産業者にお願いするとして、その業者との連絡や収入に対する管理を誰かに任せようとする際にお願いしたくなるのが、売買の担当をしてくれた弁護士。任せて安心ですので。

しかしそこで注意!安易にお願いすると費用が高くて現金が手元に残りません。私も投資を始めた頃は全体的な管理を弁護士にお願いしていました。

親切にも「○○銀行の定期預金は年利○%、○○保険会社に預けると年利○%、だからこっちに預けた方が利息が多く付きます」なんて詳しい情報まで知らせてくれます。

現地の管理会社が悪い事をしていないかどうか常に見張っていてくれるし、収支報告書が間違っていないか検算してくれたり、色々な面でしっかり仕事をやってくれます。
でも高くつきました…。弁護士の費用はランクにより1時間100ドルとか200ドルとかを計算基準に、分刻みで請求されます。
「○○氏に電話をかけたが話し中だった。5分…16ドル」とか。毎月10万円単位で請求が来たので、困ってしまいました。それでようやくわかりました。自分で出来る事は自分でやるんだ!って。それが1セントでも多く貯める秘訣です。

確かにある程度の英語力は必要かも知れません。でも数ある管理会社の中から日本語が通じるところを使えばその問題は解決出来ます。銀行口座への出し入れや日本への送金も、今ではオンラインバンキングで日本に居ながら簡単に出来るようになりました。

近い例で言えば、ひと昔前は旅行会社に足を運んで旅行の航空券やホテルの手配していたのが、今ではパソコンやスマートフォンで自分で取れるようになった…そんな感じです。

コンドミニアムの稼働率を上げる方法

コンドミニアム月例収支報告書 例

またコンドミニアムを貸し出している場合、宿泊希望のお客様から受付に問い合わせがあったら真っ先に自分の部屋へ通してもらって稼働率を上げたいものです。

そこで力を発揮するのが「袖の下」。日本から現地へ遊びに行く度に、受付スタッフにお土産を持ってゆくのです。日本酒でもおもちゃでもインテリアになる和紙製品でも、何でもいいでしょう。

持って来なかった場合は、近所の酒屋でスパークリングワインのボトル1本でもOK。これ、高い稼働率を維持して収入を増やすのに大事なポイント。何しろ、同じ建物の中の他の部屋全てが競争相手なのですから。

コンドミニアムは同じ建物の中に競争相手がいっぱい

最後に

日本人とオージー(豪州人へ親しみを込めた呼称)との土地への意識の違いを示す実話エピソードを一つご紹介しましょう。

ある日本人投資家がゴールドコーストへ住宅地を買いに行きました。彼は現地を見にてひと目で気に入り、購入を決めました。ところが実測してみると事前に聞いていた面積より、少し小さかったのです。

彼はオージーの仲介業者に文句を言いました。「土地の面積がこの数字より小さかったじゃないか!」 すると仲介業者は笑顔で言いました「数字?あまり気にすんな。君が見に来た時と今とで、この土地は何も変わっていないんだから。自分の目を信じろよ」だってさ。
郷に入っては郷に従え。
さあ、オージーとイージーに行きましょう。

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