実際にあった!賃貸トラブル&解決術

実際にあった!賃貸トラブル&解決術

契約者以外の車両が違法駐車 退去させることなく1カ月で移動に成功

「最近、停めちゃいけないはずの場所なのに、車が停まっているんですよね。どうにかなりませんか?」

マンション内にある駐車場の契約者から、違法駐車があるとの連絡が入った。現場に行き、即時に現状を確認すると、中型車が他の車両にぶつかりそうな曲がった状態で駐車していた。この駐車場はもともと9台停められるようになっていたが、車両幅が狭かったため、契約台数を5台に制限していた。そのため、空きスペースになっていた場所に、同車が数週間前から違法駐車していたのだという。

担当者は、さっそく車のナンバーを控え、陸運局で照会。すると、同物件に住む入居者Aであることが発覚した。直接、Aに面会し、違法駐車であることから即時に車を別の場所に移動するよう話した。

駐車禁止スペースにコーンを置き貼り紙をして移動の勧告

ところが、「移動するとしても、路肩に駐車するしかないじゃないですか。駐禁を切られたら、お金の負担をしてくれるんですか?」と言ってきた。これには、毅然と「お金の負担をすることはできません。即時に他の駐車場を契約するなどしてください」と説得。

しかし、すぐに移動しなかったため、赤いコーンを置き、移動できないように封鎖。車に貼り紙をし「違法駐車なので、即時に移動してください」と、2週間の間に数回、同様のことを繰り返した。

その結果、違法駐車していた入居者は、ほかの駐車場を借り、移動させることができた。1カ月で解決できたので、退去もしなかった。

「車を出にくくするなど、物理的に違法駐車であることを認識してもらったので、別の場所に借りるようにうながすことができたと思います」(担当者)。

漏水で室内が水浸しに!早期対応で事なきを得る

埼玉県内にある築30年以上のマンションで起きた出来事だ。入居後、間もない住人から、早朝「部屋が水浸しになって、困っている」との連絡が入った。担当者が即時に現場へ急行。室内に入ると、玄関扉を開けてすぐの場所から水が染みだし、洋室のクロスから水が滴るなど、漏水している状況だった。

「用意していた雑巾で部屋を清掃するなどの対応をしました」(担当者)。その場で撮った写真を工事業者に送付し、工事を依頼。後日、工事業者からは経年劣化による給水管の穴があったと報告を受け、管の取り換え工事を行った。

年末で、同様の工事が重なっていたこともあり、工事日の設定は遅くなってしまったが、連絡を受けてからの初動が重要と説く担当者。

「入居者の方には、真摯に対応するという姿勢を見せ、会って話すことで不安や心配を軽減し、信頼を得ることができると思っています」(担当者)。早期対応と対面でのやり取りで、円満に解決できた事例といえるだろう。

工事前の漏水状況

漏水の原因は管の劣化だった
きれいに施工することができた

契約者とは異なる住人が入居 部屋は路上生活者の住かに

イメージ

「近隣の方から、私の物件の様子がおかしいと連絡がきたんです。浮浪者のような人が何人も四六時中うろついているので、見に行ってくれませんか」

オーナーから担当者のもとへ連絡が来たのは、入居者が契約した建物に転居してから1カ月もたたない頃の出来事だった。担当者が敷地に入ると、部屋の窓は全開になっていた。中をのぞくと、居室内のいたるところに、無数の二段ベッドが置かれており、自分の目を疑った。というのも、この築30年の戸建てを借りに来た法人の社長は当初、「社宅として3人で住みたい」と話して物件を借りに来たからだ。

担当者は会社の登記簿謄本を取り、事業内容を確認。社長は住民票と印鑑証明書を提出していたので、オーナーも問題がないと判断し、納得の上で契約締結した。ところが、「ご飯と住む場所を提供するから、来ないか」と社長らが声をかけたホームレス30人に生活保護を受けさせ、住まわせていたという。周辺住民よると、生活保護の受給日になると、30人がぞろぞろと家を出て市役所に行く姿が目撃されていた。彼らは、受け取った金と受給証を同法人に納めていた。

その後、オーナーは契約とは異なる部屋の使い方をしていたとして、契約解除を求め裁判を提起。退去完了までに10カ月を要した。

「契約と異なる使い方をしていることを未然に防ぐのは難しいです。生活保護受給者を入居させるときには、なぜ生活保護を受給することになったのか、その経緯を聞くようにしています。そうすることで、人物的に入居させていいのか判断できるからです。家賃の滞納は、市役所から家賃を代理受給することで未然に防止することが可能です」(担当者)。


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