不動産管理

「ワケあり物件」のマイナス要素を魅力に変える方法.Part2

POINTは【入居者の食いつく物件】

 

賃貸経営をいかに有利に進めるかを考えると、入居者から選ばれる物件を所有する必要があります。空室が出てから半年も賃貸契約に時間がかかるのではなく、退去待ちがあるような物件が理想です。入居者の食いつく成功例をあげて研究してみましょう。  

 東京の駒沢公園周辺は閑静な住宅地が多く、東が丘(目黒区)には1990年に竣工した泰山館が位置しています。この物件は退去待ちで有名な味のある物件です。
 門を入ると、緑豊かな中庭を囲んで3階建、全34戸が入居する建物が広がっています。高層マンションとは一線を画し、海外のリゾート地にあるコンドミニアムを思わせます。通路は広く、ゆるやかな高低差があり、回廊状になっていて、そこを歩くだけでも、心地よさを感じます。敷地は1,000坪弱(オーナー自宅を含む)という広さ。木、石、漆喰(しっくい)などの自然素材を多用した建物ならではの落ち着いた雰囲気があり、雑誌、広告、映画などの関係者からも注目を集め、女性誌のグラビア、テレビドラマなどに利用されてきました。  

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築古アパート購入による短期減価償却節税新商品のご紹介

 

皆様こんにちは。
住宅・不動産・土地活用・不動産投資のコンサルをおこなっています
コミュニケーションバンクの山本です。

アズ企画設計主催の不動産情報交換会で、
「短期減価償却節税新商品」を扱っている会社役員とお会いすることができました。
 とても良い商品と仕組みですので、
今回は、「築古アパート購入による短期減価償却節税新商品」のご紹介と、
「築古アパートの売却」をご提案したいと思います。

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弁護士に聞こう! 賃料保証契約に基づく保証会社からの賃料不払いの賃借人に対する明渡請求

(質問)
弊社は、賃貸マンションの賃借人A氏から委託を受けた賃料保証会社ですが、
賃借人A氏は、賃料不払いをしたまま連絡が取れない状況が続いています。

保証契約上、『保証会社は、賃借人が賃料等の支払いを2か月以上怠り、
保証会社が合理的な手段を尽くしても賃借人と連絡が取れない状況の下、
電気ガス水道の利用状況や郵便物の状況等から建物を
相当期間利用していないものと認められ、
かつ再び占有使用しない意思が客観的に看守できる事情があるときは、
賃借人が明示的に異議を述べない限り、
これをもって建物の明渡があったものとみなすことができる。』
との条項があります。

弊社は、これに基づき、賃借人A氏に対して明渡請求することはできますか。

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【知っておきたい 税務の知識】電子帳簿保存法について

当初、2022年1月より適用されるはずだった電子帳簿保存法の改正内容は、
システムの導入や社内体制の整備が間に合わないという声を受け、
適用開始まで2年間の猶予期間が設けられましたが、
いよいよ、2024年1月より開始される予定となっています。

本コラムでは、電子帳簿保存法の改正内容につき、
わかりやすくポイントをお伝えできればと思います。

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